製品の概念には3つの層があります。
例えば、ゆでたまごを想像してみてください。
黄身のところが、「製品の核」
白身のところが、「製品の形態」
カラのところが、「製品の付随機能」
と呼ばれています。
○こんなふうに使われています。
私たち女性は毎日のお化粧が欠かせません。
朝は専用の洗顔料で顔を洗い、その後は化粧水で肌を整え、乳液で肌の保湿をします。次に、化粧下地を使って肌の表面を滑らかにし、その後ファンデーションを塗り、美しい肌色に仕上げます。
こうして男性には不思議に思える女性の朝の作業にはそれぞれ意味があり、女性は皆ほぼこのような順序でお化粧をしているのです。
化粧品というと、皆さんは化粧水などが入ったビンを想像されますよね。
しかし、マーケティングの観点からいうと、女性は「化粧品」が欲しくて買っているわけではありません。
女性は「美しくなりたい」から化粧品を買うのです。
この「美しくなりたい」というのが製品の最も大事な部分、つまり「製品の核」と呼ばれるところにあたります。
冒頭のたまごでイメージすると黄身にあたるところですね。
そして化粧水(液体)そのものと化粧水が入ったビン、化粧水の保湿効果などを明記したパッケージなどが「製品の形態」と呼ばれます。
ここはたまごの白身の部分にあたるところですね。
また化粧品は、肌のトラブルを引き起こす場合があるので、事前にカウンセリングを行ったり、パーソナルケアを行うためにお客様相談室などを設けたりしているところもあります。
こうした製品に付け加えられたサービスを、「製品の付随機能」と呼んでいます。
これは、たまごのカラの部分にあたるところですね。
このように、マーケティングの観点からは製品をあえて3つの層に分けて考えています。
その理由は、私たちは、つい製品の「形態」にとらわれてしまい、製品の核となる消費者のニーズや消費者の求める便益(ベネフィット)を見落としてしまいがちになるからです。
化粧品の場合も、製品をリニューアルするときは、化粧水の成分を良いものにしたり、パッケージなどを変えたりすることが求められているのではありません。
製品の核となる女性のニーズ「美しくなりたい」に対して満足できるものを提供できているかどうかが問われます。
刻々と変化する女性のニーズに合わない製品を作っているのなら、それは「黄身のないたまご」となり、女性に見捨てられてしまうことになります。
○今日のまとめ
製品は、
消費者のニーズにあたる「製品の核」
消費者のニーズを具体化したモノとしての「製品の形態」
モノと一緒に提供されるサービスとしての「製品の付随機能」
の3層の概念に分けられます。
「美しくなりたい」という女性のニーズ(製品の核)を満たすことが、化粧品(製品の形態および付随機能)には求められています。
それでは、またお会いできる日を楽しみにしております(^o^)丿
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