市場細分化とは、多様化する市場に対して、その異質なニーズに着目することです。
顧客セグメンテーション(segmentation=分割)ともいいます。
○こんなふうに使われています。
今年8月、トヨタ自動車が高級車ブランド「レクサス」を出しました。
トヨタの高級車と言えば、セルシオ、クラウンなどが有名ですね。車にトヨタマークが付いているので、車オンチの私でもトヨタ車だということぐらいはすぐに分かります(^^;
しかし、このレクサスについては、トヨタマークはどこにも付いていません。
トヨタ車であることをあえて言わないのです。
レクサスは対象とする顧客を、年収1000万円以上の富裕層としました。
消費不況の中で、あえて顧客を絞りこんだこと、これが顧客セグメンテーションにあたります。
以前のトヨタならば、最初はカローラを買って、次第に役職が付いて年収がアップすると、上位ランクのマークUやクラウンを買って、最終的には、セルシオを買うという構図がありました。
車を見れば、社会的な地位がどれくらいなのか、だいたい検討がつきましたよね!
こうして日本が右肩上がりで成長していたころは、経済成長とともに、昇進、昇格の機会があり、「いつかあの高い車を手に入れたい」という、皆が同じようなニーズを持っていました。このとき、市場は同質的であったのです。
そして、この同質的なニーズのなかで、顧客の年齢や年収などそれぞれのステージに応じて、大衆車から高級車まで揃えられており、顧客を生涯にわたって囲い込んでいくことができました。
しかし、現在は、消費者の嗜好は多様化しており、必ずしもトヨタ車だけで終わるわけではありません。
日産、ホンダ、マツダなどの国産車が好きな人、ベンツ、BMW、ジャガーなどの輸入車も若い人を中心に人気が高まっています。
つまり、消費者といっても十把一絡げにはできなくなったわけです。市場には、異質なニーズがあることを前提として考える必要が出てきました。
そこで、トヨタは、初めから富裕層だけをターゲットとした高級車ブランド「レクサス」を立ち上げることとなったのです。
高級ブランド車を好む顧客は、美しさや気品、ブランドの価値、機能性など、いろいろとこだわりがあるでしょう。
トヨタはこの富裕層のニーズに応えるべく、以前のトヨタ車のイメージ(大衆的で個性に乏しい)を払拭し、別のブランドとして「レクサス」としたのです。
トヨタ車なのに、トヨタマークが一切使われないのは、こんな理由があったのです。
まとめ
市場細分化とは、市場の中の「異質なニーズ」に着目し、市場を分けることです。
私は一生レクサスに乗れることはないわと、これだけは確実です。
それではまたお会いできる日を楽しみにしております(^o^)丿
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