ある企業さんの部下育成の為のコーチング研修中に起こった話です。
対象は営業部課長さんたち。
コーチングにおいて最も基本となるのは【傾聴】ですが、その練習をしている最中、突然A課長が声を上げました。「あれ?これっていつも俺やってるよ!」
営業時
(1) ジャッジをしないでお客様の話された言葉を繰り返したりまとめたりしながら聴く
(2) お客様の気持ちを推し量って共感しながら聴く
(3) お客様の良いところを見つけ承認しながら聴く
をすでにやっているというのです。
「そうですか、素晴らしいですね。 そして部下の方に対して…はいかがですか?」
そう訊くと、頭を掻き掻き、「いやぁ部下には全くやっていませんねぇ」とのこと。
そこでA課長さんにあらかじめ記録した
【経営で必要なスキルの中で、ヒューマンスキルの必要性をあなたはどのくらい感じていますか?】
の答を再度確認してもらいました。→ → →20% (^^;
やっぱりなぁ・・・と全員が納得とニガ笑いの共有でした。
会社経営において必要なスキルは大きく分けて、
一つ目に コンセプチャルスキル…戦略の策定や実行力・意思決定力・折衝力など
二つ目に テクニカルスキル…専門技能に関わるもの
三つ目に ヒューマンスキル…リーダーシップ・部下育成力・コミュニケーション力など |
が上げられますが
あなたはこれら3つのスキルにどんな重要度をつけますか?
ここで私達の身体に焦点を当ててみましょう。
身体を構成しているのは約60兆個の細胞、その細胞の一つひとつが健全で、心臓は心臓の役目、肺は肺の役目を果たしている。つまり自分の担当が何かわかっていて更に他の臓器と絶妙に繋がりながらシステムを動かしている。だから私達は健康で生きられるのですね。
会社も同じです。
ここでいう細胞とは会社でいう「人」に当たり、会社を構成している人が行く先を見失いばらばらであれば、会社はどうなるかは言うまでもありませんね。
一人ひとりが健全で、自分の使命・役割を認識し、繋がっているからこそ強い経営は成り立ち、会社は存在目的を果たすのです。
とすれば改めて私達は互いのの価値に気づき合い、育成し合うことがどれだけ重要なことかはもうお分かりですね。
つまりヒューマンスキルは重要度の高いものと位置づけられるということです。
A課長は「業績を上げるための方法として数字や売り方ばかりに目がいっていたが、人に光を当て大切に育てることが最短最良の道だったんだ」と理解され、今後は部下の話に耳を傾け一緒に頑張っていきたいと話して下さいました。
変化の激しい今の時代だからこそ、様々な角度で知恵を出し合う「人を大切にする会社」が残れるのだろうと私は思います。 皆さんはいかがでしょうか。
一人は弱いけれど人と人が繋がり合い、チームで未来を創造していける会社を是非目指していこうではありませんか。
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Office phy 代表 マネジメントビジネスコーチ:坂井 紀予