4月2日付けの日経新聞をはじめ読売新聞や毎日新聞といった全国紙の朝刊・社会面で「新社長に島耕作氏が就任する」と採り上げられていました。
社長就任のニュースが新聞に載ることは普通のことだし驚くことではありません。
しかし、「島耕作」とは漫画の主人公。
漫画の主人公の社長就任を全国各紙が掲載するとは、いかに「島耕作」が世の男性
たちの支持を集めているかがわかるというものです。
この漫画は、大手電気メーカー「初芝電気産業」(松下電気産業がモデル)を舞台に、団塊世代の1人のサラリーマン 島耕作が大企業内部の派閥抗争や企業戦略に基づく経営展開において翻弄されながらも成長していく姿が描かれた長編です。
1983年に読みきり作品「係長 島耕作」としてスタートし、同じ年から1992年までモーニング(講談社)に「課長
島耕作」として連載が始まりました。
その後1992年から2002年まで「部長 島耕作」。
2002年から2005年まで「取締役 島耕作」。
2005年から2006年まで「常務 島耕作」。
同2006年から「専務 島耕作」。
2008年4月に当時社長の郡山利郎が辞任を表明し、五洋電気との経営統合で誕生する「初芝五洋ホールディングス」の初代社長に就任することが内定し、2008年5月下旬より「社長
島耕作」がスタートすることになりました。
課長以前を描いた「ヤング 島耕作」の各シリーズを合わせると単行本は合計53巻が発刊され、累計販売数
約3000万部の大人気漫画で、作者は島耕作と同じ団塊世代の弘兼憲史さん。
わたし自身、80年代後半ころから島耕作は知っていましたが読み始めたのは、知人の「絶対面白い!」という強力なすすめによって、つい数年前からです。
知人のいう通り、女性が読んでもかなり面白い!です。
同世代である団塊世代の男性たちであれば、つねに世相を映し、最新事象を取り込んでいる内容であるため、さらに面白く感じるでしょう。
そして主人公の島耕作の姿に自分の姿が重なり、島耕作は漫画ではなく実在する人としてリアルに受け止めてられているのではないでしょうか。
そしてもう一つ、自分の姿が重なる、というより重ねたい、島耕作のようになりたいと切に願うだろう点も見逃せないと思います。
それは、やたら女性に助けられる。というより、女性がすべてを解決してくれることがとても多いし、素敵な女性が常に島耕作の周りにいて、かなりの確率で男女の関係になるのです。
それが60歳を目前にしても・・・だから、同世代にとってはもちろん、他の世代にとっても島耕作は、男性の夢であり希望なのでしょう。でなければ、全国各紙に漫画の主人公の社長就任のニュースが載るわけがないですよね。
それはさておき、「初芝五洋ホールディングス」の社長に就任し、スローガンを「“シンクグローバル”これまでより世界のマーケットを意識して積極的に打ってでる」と宣言した社長
島耕作の今後が、実在する日本の電気メーカーと同様、現在の苦境をどう乗り切っていくのかがとても楽しみです。
【島耕作のプロフィール】
・1947年9月 山口県岩国市に生まれる
・1970年3月 早稲田大学法学部卒業
・1970年4月 初芝電気産業入社
・1976年1月 本社営業本部販売助成部 制作課主任
・1985年5月 本社営業本部販売助成部 宣伝係長から課長
・1985年〜 米ニューヨーク、フィリピン勤務
・1992年2月 本社営業本部総合宣伝部 部長
・1999年〜 グループ会社に出向し、専務、社長など歴任
・2002年2月 本社取締役
・2005年2月 本社常務
・2006年11月 本社専務
・2008年5月 初芝五洋ホールディングス社長。
(有)トレンドナビ 清水 惠子
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