紙を折って、切って、開く、という実にシンプルな遊びなのに、何度も何度もやりたくなってしまう。
そぉ〜っと開くときのドキドキ、ワクワクの瞬間がたまらないとても不思議な遊び。
それが「紋切りあそび」です。
江戸時代から庶民の間で愛されてきた「紋切りあそび」。
当時は、のれんや看板だけでなく、着物や手ぬぐいなどの日常品や、長屋の障子にも紋があしらわれており、センスの良い紋は「粋」だ、と評価されていました。
そんな美のひとつのかたちである紋を、プロの職人だけでなく一般庶民も自分でつくってみたい。好きな色で、好きな紙で・・・というところから、型紙にそって切り抜けば誰もが楽しめる「紋切りあそび」が始まりました。
昭和の初期までは、学校でも教えられていた「紋切りあそび」は、その後すっかり忘れ去られてしまいました。
しかし、昨年から続々と発売された紋切り型のキット本の影響で人気が復活し、話題になっています。
そこでわたしも、和と洋が融合した昭和モダンの紋の中から「唐草」「すずらん」「下葉桜(したばざくら)」にチャレンジするこにしました。
まず紙を折り、それぞれの型を、貼ってもはがせるのりで仮止めをして、型にそって慎重に切っていきます。
鼻歌でも歌いながら、するする〜っとなめらかに切りたいところですが、何枚も重なった紙を細かい部分まで切るのは、なかなか難しいです。思わず眉間にシワがよってしまいます。が、なんとかカッターも使い、切り終えました。
さて、ここからが最大の楽しみです。
ドキドキ、ワクワクしながら・・・でも、恐る恐る広げてみます。
おぉーーー。すごい。
広げて初めてわかるそのかたちには感動です。
この醍醐味を味わうために、何度も何度も切りたくなってしまいます。

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長い時間かけて育まれてきた紋というかたちの遊び心やセンスには脱帽です。
ポチ袋やコースター、うちわや照明に貼ったりして日々の暮らしの中で日本の伝統的な
美を楽しみたくなります。
(有)トレンドナビ 清水 惠子
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