立冬が過ぎ暦の上では冬ですが、肌に感じる風や日差しからはまだまだ秋本番です。
秋といえばなんといっても食欲の秋ですが、秋の味覚を堪能した後は芸術の秋も楽
しみたくなります。
そんないま、
東京都美術館「フィラデルフィア美術館展」、
国立西洋美術館「ムンク展」、
国立新美術館「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」、
奈良県立美術館「生誕120年記念シャガール」
など著名画家の展示会が重なっていて、金券ショップでは美術鑑賞券が100円〜300円
値上がりし、購入客も通常の1割増しになっているそうです。(2007.1.07付 日経新聞)
さっそく足を運んで・・・と思うのですが、画家や作品、描かれた時代背景などについて
深い知識がない私は、鑑賞方法に広がりがありません。
もっと深く画家や絵を感じることができる美術館があったらいいのに。。。と思い
探してみると、話題になっている美術館がありました。
それはルーブル美術館と大日本印刷(DNP)が共同で美術作品の新しい鑑賞方法を
提案している「ルーブル-DNP ミュージアムラボ」です。
現在は第3回展として、日本初公開のティツアーノ作『うさぎの聖母』を見ることが出来ます。
「ルーブル-DNP ミュージアムラボ」のある東京・五反田のDNPビルへ入ると、1階
入り口の受付で観覧ルートの説明を受けます。
そのあと骨伝道ヘッドフォンとアクティブ型ICタグ付音声ガイダンス端末を受け取り、
首にかけてスタートです。
最初のルートである展示室に入ると、私の動きで自動的に音声ガイダンスが始まります。
ここでは作品を鑑賞する前に、作品が生まれた16世紀のヴェネツィアが紹介され、
隣の部屋に入ると音声は止まり静寂が訪れ、作品『うさぎと聖母』をじっくり鑑賞します。
展示室を出るとホワイエとよばれる情報スペースになります。
ここでは作品鑑賞時の視線が、説明を聞く前と後でどのように変化したかが確認できたり、原寸大で表示された作品の重要な部分が指で示され、拡大され、その説明を聞くことができます。
また、作品の中を散歩する感覚で、作品の構成をヴァーチャル体験したり、大きな本を
1枚1枚めくるたびに映し出される映像で画家の人生を知ることもできます。
最後にシアターに移ると、科学的画像の確認によって肉眼では見ることのできないものを
超高精彩映像というとてもきれいな映像で見ることができます。
作品を仕上げる中での画家の迷い、変化などの心情までもが映し出され作品をより深く感じることができます。
このように1枚の絵を深く鑑賞した後、受付で端末を返却するとICカードをプレゼントされます。
このカードの番号をウェブサイトに入力すると鑑賞履歴が確認でき、聞き逃した説明も聞くことができます。
つまり、ラボの中での体験だけでなく、自宅に帰った後も継続して体験することができるのです。
ルーブル-DNP ミュージアムラボ の試みは、作品を鑑賞する!から、体験する!へと大きく変化させた美術館の新しいかたちを見せてくれます。
これからは美術館に限らず、いままで見る、聞く、が当たり前の世界を体験する、という新しい試みが広がっていくでしょう。
いまからとても楽しみです。
【ルーブル-DNP ミュージアムラボ】
無料で鑑賞できますが、予約制です。
下記のウェブサイトまたは電話でご予約してからお出かけください。
http://museumlab.jp/
電話:03-5435-0880
東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F
(有)トレンドナビ 清水 惠子
|