「日経kids+」(ニッケイ キッズ プラス)、「edu」(エデュー)、「プレジデントFamily」(プレジデント
ファミリー)など、新しい雑誌が続々と登場しています。
どうやら“子育て”が新しいビジネスのキーワードとして急上昇しているようです。
そんな中、10月5日にオープンしたのが、
『子供たちの未来を開くカギは、ここにあります』
という、子供の職業体験テーマパーク「キッザニア」です。
ここでは、消防士になったり、宅配便を届けたり、ピザを焼いたり、建築現場で資材を運んだり、医者になったり・・・、子供たちが約70種類の職場を体験することができます。
東京・豊洲のショッピングセンター「アーバンドッグららぽーと豊洲」内の約1800平方メートルに、警察署や飲食店など50のパビリオンが現実社会の約3分の2の大きさ、つまり子供の視線に合わせて小さな街として建てられています。
宅配便はヤマト運輸が、ピザショップはピザーラが運営するなど、リアルに職業体験ができるように、現実社会の企業がスポンサーになっているのです。
仕事を体験すると、キッザニアの通貨「キッゾ」で報酬がもらえます。
もらったキッゾは、デパートのパビリオンで買い物をしたり、「携帯電話ショップ」(NTTドコモ提供)で携帯電話を借りたりする時に使います。
また、キッゾをクレジットカードセンター(JCB提供)でプリペイドタイプのICカードに変えることも、銀行に預金することもできます。
キッザニアでは服装も本格的で、実際の制服に近いデザインの制服をパビリオンごとに貸し出し、子供たちには大人になりきってもらい、大人として扱われます。
ですから、仕事に対する心構えや礼儀もきっちりと学びます。
ガソリンスタンド(出光興産提供)では、大きな声で、「いらっしゃいませ」「レギュラーですか?ハイオクですか?」「窓をおふきします」など、挨拶を練習し、お客様役の子供の前で実際に言わなくてはいけません。
宅配便のパビリオン(クロネコヤマト提供)では、「荷物をお届けしたお客様に、嬉しい、楽しい気持ちになってもらうために、楽しい笑顔でお届けしましょう」などと教育します。
飲食パビリオンでは、必ずしっかりと手洗いをさせます。
挨拶などの“教育”は、かなり丁寧に行われるので、子供たちにとってちょっと大変なのでは?と思いますが、大人扱いしてもらい、大人と同じように仕事ができるのはとても楽しいようです。
大人もちょっと参加してみたいような内容ですが、参加できるのは2歳から15歳まで。
大人は、パビリオン周辺に置かれたベンチや専用の待合室などで、子供が仕事を終えるのを待ちます。
この「キッザニア」は、1999年メキシコ市にオープンし、海外展開は日本が初めてとなります。
運営はキッズシティジャパンで、年間70万人の来場を見込んでいます。
年内の土日入場予約はすでにいっぱいで、学校単位での参加も多いこのキッザニアは、現実社会に役立つ「学び」があるのがポイントです。
“子育て”というキーワードの核心は「リアルな学び」。
この「リアルな学び」があるかどうかが、これからの子供ビジネスを成功させる大きなポイントになりそうです。
●「キッザニア」のホームページは物語性もあってとても楽しいです。
是非ご覧下さい。・・・⇒ http://www.kidzania.jp/
(有)トレンドナビ 清水 惠子