今月9日から、郡上八幡の「郡上おどり」も始まり、いよいよ夏真っ盛り。夏といえば、夏祭り、花火大会と浴衣を着たくなる季節。そんな浴衣が今年はとても熱い。
ゆかたブームにわき、
今、最も力を入れているのは百貨店だ。
東京池袋・東武百貨店では帯と浴衣を6500点揃え、昨年の売上高2億5千万円の1割り増しをねらっている。銀座・三越も浴衣ファッションショーを開き、浴衣の新しい着こなし提案を浸透させた。今年は年商3億円の売り上げをねらうJR名古屋高島屋は、選びやすさを重視させるためブランド別ではなく色別に売り場を構成した。
過去にも浴衣のブームはあったので、ちょっと振り返ってみよう。1983年〜86年 山本寛斎氏やコシノジュンコ氏のデザイナーズブランド浴衣が誕生し浴衣にファッション性がでてきた。
1990〜
大相撲の若貴ブームでファッション浴衣人気に火がついた。
1994年
1996年
デザイナーズブランドをはじめ、ブランド浴衣が爆発的に増えた。
2003年
ユニクロが浴衣と帯のセット3990円で発売。
2004年
足袋を履き半襟をつけて着物風に着こなす「よそいき浴衣」が登場。
昨年から本来夜に着る浴衣が、
日中のお出かけ用として幅広く着られるようにり、
一気に浴衣人気に火がついた。
足袋を履き半襟をつけるだけでなく、帯締や帯留を使って本格的に帯を締める
着こなしによって、浴衣の着物化が進んでる。
着物化が進んだからといって、なぜ浴衣ブームになるのか?であるが、浴衣の柄をはじめ、帯締、帯留、下駄、バッグなどの小物類に、今人気の小物が
そのまま使われているからである。
「浴衣は、このようなルールで着ます!」ではなく、「自由にあなたの好きなものをどんどん組み合わせて楽しんで着ましょう!」「和だから和の小物ではなく、和でも洋でも何でもOK!」「組み合わせで、あなただけのオリジナルスタイルを創れます!」
そんな変化に若者たちは、コーディネイトを考えるとき、ワンピースを中心に考える、ジーンズを中心に考える、というのと同じように、夏には浴衣を中心に考える、というアイテムがひとつ増えたにすぎない感覚になったのではないだろうか。
和と洋の壁が完全に崩れた記念すべき年かもしれない。
(参考 2005年7月2日朝日新聞)