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『 韓流 』
早いもので今年もあと2週間程になり、新聞、テレビなどで今年一年を振り返る特集が多くなってきた。そんな中12月8日、日経流通新聞のヒット商品番付が発表された。
この番付は相撲の番付表の形式で、東西に分かれ、横綱・大関・関脇・関脇・小結・前頭・・・というように発表されるもので、消費者動向や世相を踏まえた上で、売れ行き、開発の着眼点、価格、産業構造や生活心理に与えた影響などを総合的に判断して決められる。
今年の西の横綱は「アテネ特需」。
日本人のメダルラッシュで、薄型テレビやDVDレコーダーが家庭に一気に浸透。
今年の流行語大賞も、水泳・北島康介さんの「超気持ちいい〜!」が受賞した。
国境や時間を超えた感動が多くの人の心をとらえた。
東の横綱は「韓流」。
「冬のソナタ」が火付け役となり、韓国ブームを巻き起こした。「冬のソナタ」のDVDとビデオは4万円近くするのだがすでに40万セットが売れた。この韓流で一番人気なのはペ・ヨンジュン。11月25日に彼の写真集のPRと写真展のイベントのために来日したときには、羽田空港に過去最高の3500人のファンが押しかけたほど。
この写真集は1万4700円だが初回分の10万部も電話予約だけで完売し現在追加販売(これも完全予約制)されている。
DVDや写真集だけでなく「冬ソナ」ロケ地ツアーも大人気。今年の4月から10月までの7ヶ月間韓国を訪れた日本人観光客は約18万7000人増えた。
その他、韓国語教室や韓国料理教室が人気になったり・・、で日韓両国にもたらす経済効果は約2300億円。(第一生命経済研究所発表)(韓国は約1100億円で韓国のGDPを0.1%押し上げるほどの規模。日本は約1200億円)
いやぁ〜、びっくり!である。今ではペ・ヨンジュンを含めた四天王と言われる4人が人気の中心だがそれ以外にもグォン・サンウの来日にも成田に3000人が集まるほど「韓流ブーム」はまだまだ熱い。
このブーム、なぜこんなに熱く広がりをもつのだろうか?それは「ときめき」以外には考えられない。ブランドのバッグや時計など“モノ”にも「ときめく」は感じるけど、やっぱり男性への「ときめき」が一番なのである。女性は好きになると、その背景まで知りたくなる。そこに過去は関係ない。現在と未来が大事なのである。
だから国を超え、言葉を覚え、料理を覚え・・・、それが楽しいのである。
この「ときめき」に年齢差はない。女性なら誰でもが持っている感情である。
もちろん人によって程度の差はあるけれど・・。誰もが「ときめき」たい。でも今までは20代中心の若者にしか「ときめき」を打ち出していなかったのである。
「冬ソナ」のファンの中心層は40代〜50代である。世間的には、40〜50代はもう女性ではなく「おばさん」という生き物のように見られ、「ときめく」なんて気持ち悪いよ!という風潮があり、ドラマにしても何にしてもこの年代以上の女性たちの「ときめき」は無視されていた。
でも、ホントは「ときめきたい!」のだ。しかしそんなものは日本にはなかった。
だから今まで「ときめき」心はくすぶっていた。心の奥底で・・・。
それに火をつけたのが「冬ソナ」であり、ペ・ヨンジュンなのである。今まで抑えてきた感情に火がついたのだ。大ブレイクしないはずがない。40〜50代以上の人の心を捉えればこれほどまでに消費パワーが炸裂するものなのである。
来年にかけて「韓流」ブームがどうなっていくのか興味が尽きないが今回のブームによって40〜50代以上を狙ったコンテンツが充実してくるのが楽しみである。
ますます女性パワーが炸裂する時代!になりそうである。
【おまけ】
今年の世相を反映した「創作四字熟語」(住友生命保険 発表)
「後寝五輪(あとねごりん)」 《アテネ五輪》・・・猛暑のテレビ観戦で、暑くれ
ない日々が続きました
「仙台一遇(せんだいいちぐう)」《千載一遇》・・・降ってわいた球団誕生。 仙台にはまたとないチャ ンス
「様様様様(よんさま)」《ヨンさま》・・・熱狂ファンの転倒事故も。漢字を並 べて群衆の雰囲気に
「台風常陸(たいふうじょうりく)」《台風上陸》・・・過去最多の10回上陸で被 害は甚大。列島全体がう んざり
「露見風呂(ろけんふろ)」《露天風呂》・・・水道水を温泉と偽ったり、入浴剤 を使った老舗旅館が続出
(有)トレンドナビ 清水 惠子
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