なんだかぁ〜、教訓がベタすぎて素直にうなずけない。だって、シドは与えられた環境で踊っただけで、ノットは既成の枠組みを疑う力があった、ととることができるんじゃないかなぁ〜。な〜んて突っ込みを入れたくなるのは、ひねくれ読者だからかなぁ?そんな読者には「幸運は手に入りません」というのが「Good Luck」の結論なんだろうけど・・・。
この本は6月22日の発売から1ヶ月で、なんと45万部突破。まだまだ売れており、百万部は目指せる!大ベストセラー。
でも、なんで無名の著者の作品で内容がベタなのにこれほどのベストセラーとなったのかなぁ?疑問に思う。
そこにはポプラ社の計算された販促策があったのです。まずは「書店発のベストセラーを作りたい」と書店の意識を高め、書店員や一般読者3百人にモニターになってもらい、試作版を配り感想を聞き、吸い上げた意見はすぐに制作に反映させた。
なるほど・・・。表紙がリバーシブルになっているのも含めて細かい工夫が光っている。まさに「幸運の下ごしらえ」をした結果のベストセラーってこと。
マーケティングの大切さを知りながら、それでも商品(内容)だけに焦点を当て、売上げを上げようとしてしまうことって、まだまだ多い。でもほんとうは、「どのように売っていくか」緻密に計算された販促がヒットを生み出すにはとても大切である。ということを「Good Luck」は教えてくれるそんな教訓本なんだと思う。