最近、テレビや新聞をにぎわしている野球問題で、一躍有名になった(株)ライブドアの堀江貴文社長は東京大学中退、24歳で起業、28歳で上場、弱冠30歳にして総資産560億。
「稼ぐが勝ち」を出版し「お金で買えないものはない!」ってなことも書かれている。いわゆる“勝ち組”のお話である。この堀江社長の顔をテレビで見るたびに「俺は勝ち組!勝ち組!・・・」といっているような気がしてならない。
でもまあ、ここまでの経歴、実績だとあまりにも私とはかけ離れているので実感が湧かず「ふぅ〜ん、すごいんだね。でも・・・、あんまり羨ましくないな〜。」なんて思うのだが、イヤでも“勝ち組”を意識させられ微妙に心が揺れる。
“勝ち組”、“負け組”という表現は随分前から使われていて、今ではビジネスの世界だけでなく、結婚している・していないも“勝ち組”、“負け組”な〜んていう表現が使用されているほどである。(←酒井 順子 著 「負け犬の遠吠え」)
「負け犬の遠吠え」 の“勝ち組”、“負け組”はかなり複雑な女心が絡んでいるのでビジネスの世界とは違うのだが、この表現が定着しているからこそ使われているのであろう。
定着しているってことは、今の世の中“勝ち組”、“負け組”しかない。どっちになりたいか?ってこと。
どっち?と聞かれれば好きこのんで負け組を選ぶ人はいないだろう。なんとか頑張って自分なりの達成感を味わいたい!めちゃめちゃな大金を稼ぎたい、と思っているわけではないが、今よりはアップさせた〜い!と考えている人は多いのではないだろうか。
そう考え、なんとか自分なりの勝ち組になりたい!と思うのだがなかなか上手くいかない。
「なんとか頑張らなきゃ!でも・・・。あ〜、うまくいかない!なんかあせる!なんか不安!」の繰り返し。
もし、ここで勝ち組の人のコメントを聞いたら「何を甘えているんだ!やるしかないんだ!」「ただ悩んでいるのは本気ではないからだ。自分で考え実行し・・・の繰り返しだ」な〜んて言われそうである。
わかっちゃいるけど、なかなかできない!!そんな私からの提案は・・・、それはヒット中の本『最驚!ガッツ伝説』を読むことである。この本を読んでいると、だんだん世間の常識が間違って、ガッツ石松の方こそ正しいような気がしてくる。あ〜ぁ、なんて自分は世間に縛られた考え方をしてきたんだろう、・・・と。
「青いリトマス紙を酸性の水につけるとどうなる?」と訊かれて、
「濡れる」。
「サッカーの問題です。本拠地での試合はホーム、では、敵地での試合は何と呼ぶ?」
「出張!」
どこが間違っているというのだろうか。
「エジプトの首都は?」
「ピラミッド!」
心情的には◎である。
「妻は英語でワイフ、では、夫は?」
「ダーリン」
何となく勢いで納得させられる。
いくつかの伝説については、本人の談話というか述懐が載っている。「太陽が昇るのは右から」と言ったことについての弁は「基本的にみんな、右をこう向いて見るじゃない。だから右なんだね。俺はルールは右と左しかないの。あとは前後左右」。
「バナナがうまいのは最初の20本まで」発言に関しては「バナナはやっぱり身体にいいんじゃない。猿も食ってるしな。あいつら体のこと、わかってるから」。
わかったようなわからないような、でも一理あるような気もして、読み進めるうちに脳内がだんだんガッツ化してくる気がする。そうすると、がんじがらめに常識に縛られていたことに気づかされる。あ〜ぁ、もっと自由に楽しく・・・考えればいいんだ〜。
な〜んか心が楽になるのである。
そう、この本はただ笑えるだけでなく、世間の常識にちょっと疲れたひとへの癒し本でもある。これを読んで心を軽くし、また明日からも頑張ろうね。というある意味応援本ともいえる。
ただし強力な内容なので、いっそこのまま身も心もガッツに染まって、ガッツの目で世界を眺め、ガッツのルールで生きてみたい誘惑にかられるかもしれないけど、あなたはそこでぐっと踏みとどまってね!でないと「元世界チャンピオン」という肩書きのない変な人になってしまうから。くれぐれもご注意を!