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ペ・ヨンジュン


今、「韓国」がブームになっている。その発端は「韓国ドラマ」人気からで、現在はドラマだけでなく、韓国語から、韓国料理に至るまで大人気になっている。では、なぜタイトルを「韓国ドラマ」にせず「ペ・ヨンジュン」にしたのか?

 

日本で人気のある「韓国ドラマ」には、すべて「ペ・ヨンジュン」が主演しているからに他ならない。この「ペ・ヨンジュン」ブームを巻き起こしたのが、叙情的な背景と音楽にのせて描かれた純粋なラブストーリー・ドラマ「冬のソナタ」。

 

2002年からNHKBSで放送され火がついた。今年4月からは地上波(NHK)で、毎週土曜日、夜11時ころから放送され、大きなブームとなっている。

 

ドラマの一番人気は「冬のソナタ」。「秋の童話」は「冬ソナ」と同じ監督で、この2本は韓国でも高視聴率を獲得した人気作品。「ホテアリー」や「愛の群像」は、韓国ではそこそこのヒットだったが、日本ではペ・ヨンジュン主演ということで人気が高かった。

 

「ホテアリー」のDVDは発売前に予約で売り切れだし、「冬ソナ」のDVDは2箱セット(全7枚)で3万5280円が、すでに9万枚売れている。DVDは1万枚売れれば大ヒットと言われているので、どれくらい人気があるのかがわかる。

 

DVDだけでなく、ペ・ヨンジュンがドラマで身につけていたネックレスや指輪も飛ぶように売れている。また、ペ・ヨンジュンに少しでも近づきたい、理解したいと、韓国語を学ぶ人が増え、NHKテレビのハングル講座テキストは従来の2倍以上の売上げとなっている。

 

そんな、大人気のペ・ヨンジュンが、4月3日に初来日をした。羽田空港には、到着を待ち、ファン7千人がつめかけた。ベッカムでも500人だったのだから、どれくらい人気なのかがうかがえる。4日には渋谷公会堂で映画「スキャンダル」のキャンペーンを行ったのだが、2千枚のチケットに6万人の応募があり、当日は4千人の人だかりができた。

 

ファンの中心層は40〜50代の女性。彼女たちは、情熱的な演技にも純粋さを感じさせてしまう清潔感あふれる笑顔にメロメロ。そんなペ・ヨンジュンは「ほほえみの貴公子」「殺人微笑」、という異名を持つほどである。

 

 

日本は、ドラマでもファッションでも、何でもかんでも、若者中心。自分たちの子供を通して、受け入れている40〜50代の女性たち。でも、どこかに受け入れられない、理解しきれない、心から楽しめない、はまりきれない部分があった。はっきりと気づいていたわけではないが、何か違和感があった。その違和感を取り除き、心から楽しめる、素敵だと思えるものが、冬ソナのストーリーとペ・ヨンジュンだったのではないだろうか。なぜなら、ペ・ヨンジュンには胸を“キュン”させてくれ、ゆっくりと昔を思い出させてくれる古き良き時代の王子様を感じさせるから。

 

 

しかし、それにしても中高年の女性のパワーはすごい。過去の歴史なんてどうでも良い

のである。そんなことにわだかまりなんて感じていない。好きになれば、ただもう一直線。全てを知りたい。知りたい。知りたい。だから、言葉も覚える。料理も覚える。ロケ地にも足を運び、少しでも理解したいと思うのである。だから、どんどん韓国に入り込んでいく。これこそが、お互いを理解しあえる非常に強力な文化交流なんだと感じる。

 

 

中高年女性のこの勢いは、こむつかしい文化交流の壁に穴をあけ、あっというまに全てを受け入れてしまう力を持っている。実に素晴らしい。このパワーをいろいろなところで使わない手はない。

 

しかし・・・、使用を間違えると、とんでもない方向にいったり、収拾がつかなくなったり・・・。とんでもない劇薬であることをお忘れなく!

 

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